ビームを撃ってみたい。。
ということで、SORACOM Beamを使用して、SAP Cloud Platformへのデータ送信を行いました。
(RaspberryPi経由での送信ではありますが、今回はセンサー情報は送っていません)
SORACOM Beamについての説明はこちらを↓
SAP Cloud Platformへのデータ送信は、過去にBeex社の技術ブログをもとに実施しています↓
今回はこの2つを組み合わせた感じとなります。
手順は以下
①SAP Cloud PlatformのIoTサービスの設定
②SORACOM Beamの設定
③Pythonファイルの作成/実行
④送信されたデータの確認
①SAP Cloud PlatformのIoTサービスの設定
全体の流れは、以下を参考にしました。
Connecting a Raspberry Pi to SAP Cloud Platform IoT Services | SAP Blogs
当設定の前に、IoTサービスを有効化しておく必要があります。有効化手順については以下を参照。
【詳細手順書公開】iPhone内蔵センサー情報をSAP Cloud PlatformのIoTサービスを使ってストリーミングする | BeeX Technical Blog
SAP Cloud Platformにログイン。
Cloud Platform Cockpitより、「モノのインターネット」を選択
サービスが有効であることを確認し、「サービスに移動」を選択
メッセージタイプ、デバイスタイプ、デバイスを順に登録
メッセージタイプ。
メッセージタイプIDを後ほど使用します。
デバイスタイプ。
こちらのIDとトークンは使用しません。
デバイス。
デバイスIDを後ほど使います。
また、認証タブにてトークンを生成。これも後ほど使います。
これでSAP Cloud PlatformのIoTサービスの設定は完了。
引き続き、②SORACOM Beamの設定を行います。
②SORACOM Beamの設定
SORACOMの管理コンソールより、SORACOM Beamの設定へ。
今回は「HTTPエントリポイント」を使用して行います。
以下のように設定
青線箇所は任意の文字列で。
ホスト名は「iotmms(SCPアカウントID).hanatrial.ondemand.com」
私のSCPアカウントはトライアルアカウントなので、「~trial」となります。
パスは「/com.sap.iotservices.mms/v1/api/http/data/(デバイスID)」
これで完了。赤枠がエントリポイント。
③Pythonファイルの作成/実行
今更ながら、AnacondaとPyCharmをインストール。
上述のサイトを参照し、書いてみました。
※Python初心者のため、アドバイス等ありましたらお願いしますm(__)m
7行目:デバイスのトークンを設定
10行目:メッセージタイプIDを設定
17行目:SORACOM Beamのエントリポイント
RaspberryPi側で作成した「beamscpiot.py」を実行。
赤がメッセージタイプID
青がデバイスID
④送信されたデータの確認
メッセージ管理サービスコックピットよりデータの確認を行います。
「保存されたメッセージの表示」を選択
以下の名称でテーブルが作成されています
「T_IOT_(メッセージタイプID)」
送信したデータが登録されていることが確認できます。
ということで、これでおしまいです。
今回は、SORACOM BeamとSCP IoTサービスの設定の確認をメインとしたため、センサーデータの送信は行いませんでしたが、実現できそうな気がします。
今後も、引き続きSCPのサービスとSORACOMのサービスを触ってみたいと思います。
P.S. 本当は繋がるシリーズでSORACOM BeamとSCP IoTを使いたかったんです。。。